株式会社ローザ｜かわぐち社会科見学部

こんにちはヤキュージョーです
先日、芝新町にある株式会社ローザにお邪魔してマネキン人形の制作現場を見学してきました

見学当日は台風並みの風力を持つ低気圧が接近。開催も危ぶまれましたが、内容を少し縮小して実施することになりました。
強風、そして雨。普段の「かわぐち社会科見学部」では訪問先の周辺地域も散策するのですが、今回は悪天候のため散策は行いませんでした。

みなさんカッパで準備万端です
「そうです！あの建物です。」

ローザさんの施設は線路沿いにあり、電車からも見えます。参加者の中には電車から見えていていつも気になっていたという方もいらっしゃいました。

岩波さんと川名さんです
最初に会社の概要を映像で見せていただいた後、ローザさんの施設をまんべんなくご案内いただきました。
ローザさんは60年前にマネキン制作の会社として開業し、現在はマネキンや模型制作だけでなく様々な販売用什器のレンタルなども行っています。

まずは原形室から

マネキンは原型と呼ばれるものがあり、それを元にたくさんのマネキンを複製して販売や貸出を行うそうなのです。その原型がこの部屋で作られます。この棒状の芯に粘土をつけて形を作っていきます
窓が多くとても明るい部屋になっています。

粘土の原型ができあがったら次に石膏でメス型をとります。川名さんによる実演です。
このようにして原型がつくられるのですが、マネキンの設計から商品化まで約1年もかかるそうです。
そして什器の倉庫を見せていただいたあとは
いよいよマネキンの倉庫へ案内していただきました

マネキンのなかにもベストセラーになるものがあるらしく、1年もたたないうちに注文がこなくなるものもあれば、30年以上も注文があるマネキンもあるようです。人々に好まれるマネキンにはなにか秘密があるのでしょう。ちなみにこの男性のマネキンは川名さんがかつて原型を制作されたもので、これも人気があるようです。

マネキンの目ですが、見ている人と視線が合わないようになっているそうです。たしかに合いません。皆さんも試してみてください。

その後は化粧やヘアスタイルを専門に施すお部屋や塗装ブースにも案内いただきました。
大きな施設をとても丁寧な説明とともにご案内いただきありがとうございました。今回も驚きの連続でした。
なお、マネキンの歴史については日本マネキンディスプレイ商工組合のホームページに詳しく書かれておりますのでご興味のある方はご覧ください
http://jamda.gr.jp/museum/index.htm
川口の身近な施設や産業を見学する「かわぐち社会科見学部」
また次回をおたのしみに！