テリー植田さん|ブラウジングトークセッション #bkbk
こんにちはヤキュージョーです
2011年6月25日
カルチャーディレクターであり、ブクブク交換の発案者であるテリー植田さんを招きしました。
テリー植田さんは東京カルチャーカルチャーというイベントスペースで今まで多数の企画を実施し、現在も多様なゲストと内容でイベントを開催しています。ここでは「ネットとリアルをつなぐお店」というコンセプトがあり、インターネットで人気の高い人やテーマを実際に呼んで参加者同士で楽しむという場所でもあります。
そこでテリーさんは本をテーマにイベントをできないかと考えていました、そこで思いついたのが「ブクブク交換」というイベントなのです。
4/23に「サンジョルディの日」というバラと本を交換するというスペインの風習があるそうなのですが、本と本を交換すればいいと頭に浮かんだそうです。
基本的には本と本を交換する単純なイベントなのですが実際に参加してみると様々なことが発見できます
「本を読んだあとに話をする場所がなかったのは大きな問題だと思っていた。本屋で同じ棚を眺めている人同士も話さない。図書館でも話しちゃだめ。司書の人ともなかなか話す機会はない。」たしかにそのとおりですね。
ブクブク交換でお客さんの反応がわかってきたので、同じように映画そして旅行についても感想を述べ合う場を作りたいとテリーさん
早速みなさんにもブクブク交換をしていただきます
今回のテーマはメディアセブンの立地にちなんで「図書館、家族、労働」であります
そして先ほど述べたブクブク交換の発見については、皆さんの感想も交えると
・その回のテーマにあった本を選ぶ楽しみ
・普段出合えない本に出合える
・最終的に本の紹介ではなくその人の人柄の紹介になってしまうのが面白い
・初対面同士なのにとまらない感じでした
・話をきくとちょっと読みたくなる
・ほかのテーブルの本リストが気になってしょうがない
・皆さんの本に対しての感覚が少しわかった
・本を選ぶときの基準などもきけたのでよかった
・見たことない本ばっかりで面白いと思った
・はじめは本のことを話すけど、そのうち子供のころや家族の話になってくる
と様々。本を媒介するだけで
なぜか「最終的に本の紹介ではなくその人の人柄の紹介になってしまう」のには私もびっくりでした。本の好き、嫌いを自分の言葉で説明するだけでその人らしさが簡単に伝わってしまうようです。
また終盤では各テーブルからのおすすめ書籍を選んでもらいました
「絶対貧困」:石井光太
「殺戮にいたる病」:我孫子 武丸
「鞄図書館」: 芳崎 せいむ:
「スペクテイター(22号)」特集: WORKING! 再考・就職しないで生きるには
「有頂天家族」:森見 登美彦
「黒い看護婦―福岡四人組保険金連続殺人」:森 功
この「ブクブク交換」は全国各地そして海外でも開催されております
開催予定は以下のサイトで確認できます
http://bukubuku.net/
みなさま是非、お試しあれ。