坂口恭平さん ブラウジングトークセッション

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2010年9月23日、建築家の坂口恭平さんをお招きしました。


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0円ハウスや、東京一坪遺産などの著者である坂口さんは子供の頃から自宅の机のしたに隠れ家のようなスペースをつくりそこで眠ったりしていたようです。
そのころからご両親に建築家になるよう進められたといいます。
大学では建築学科へ進学し、そのころ建物が余っているのではないかという疑問を持ち続け、今あるものを有効に活用するべきとの考えを持つようになります。
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とある廃墟の公団住宅の貯水タンクで寝泊りして、その記録映像を残しています。
学生当時から都市部で生活することの可能性を探っていたことがわかります。
その後坂口さんは路上生活者の居住空間に興味を持つようになり、写真を撮りためるようになりました。そして居住者への取材から様々な知恵を学びます。
そのなかには廃品が流通するしくみや、電気、ガス、水道などの必要最低限の量などについての視点など坂口さんはこれらを都市の幸と呼んでいます。
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たとえば、A4程度の大きさのソーラーパネルで発電し、車のバッテリーへ蓄電すれば12v電源としてあらゆる家電をまかなえるという話をきいてとても驚きました。
また、雨水を利用するときの心得として「降水後2時間たつと空気中のチリはほとんど除去され、飲み水として利用できる」という話も聞きました
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我々が過ごす都市のなかでも当たり前と思っていることも、少し視点を変えてみることで様々な考え方や使いかたがあることを思い知らされました。
坂口さん、ご来場のみなさんありがとうございました。
トークイベントの情報はメディアセブンのtwitterアカウントでもお知らせしています。
http://twitter.com/media7_staff

29. 9月 2010 by CDC STAFF
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