かわぐち社会科見学部|本町、金山町編
5月25日 「かわぐち社会科見学部~本町、金山町編~」が開催されました。
川口市の中でも本町および金山町の付近は歴史も古く、かつての豪華な建築物が現存している地域です。新築のマンションが次々と建設されるなか、新旧入り混じるこの地域を地元の皆様のご協力のもと散策してみました。
そして案内役には生まれも育ちも川口本町、元本町一丁目町会長の五十嵐貞雄さんにお願いしました
川口神社を出発して芝崎新六商店へ
現在も米店を営まれている芝崎邸、立派な和風建築の母屋に洋式の部屋もついています
大変豪華な内装です。鍋平邸の主は当時、鋳物の鍋などのカタログ販売のようなことを先駆的に行い、巨大な財を成したそうです
そして今回特別に彫刻家の岩田健さんのご自宅にある明治時代の煉瓦塀を見せていただきました
この煉瓦塀は故岩田三史さんの邸宅の塀の一部だったそうです
お庭にはご自身で制作した彫刻作品が配置されています
現在もお元気な岩田さん。ご案内いただきありがとうございました
そしてお次は本町でも一際オーラを放っている永瀬邸こと通称「薬研屋」へ
この永瀬邸では川口でまだ電気が敷設されていない時期に自家発電を試みた場所としても知られています
その発電機があったのがこの煉瓦倉庫
こちらは本宅。豪邸とはまさにこのこと、もちろん現在も住まわれてます。
そしてお次は本町一丁目商店街へ
明治の建物、中西日進堂薬局。このような看板も最近では見かけなくなりましたね
そして向いの鹿島屋雑貨店は川口市内の郵便局発祥の地なのです。店内にはかつて使用されていた郵便局の半被、そして木製の看板が保管されています。大勢で押しかけてスミマセン・・
さてお昼も近づいてきてお腹が空いたころに到着したのがパンの吾妻屋
ガラスケースに陳列されたパンがとてもおいしそうです。
なおこの日は土曜日で特売日だったようです
そしてクライマックスは福田屋洋品店。大通りからも目立つ場所にある銅板葺の店舗です
かつてこの場所をしのばせる写真も見せていただきました。本町一丁目通りにもバスが通っていたんですね
そこから川口一箱古本市が開かれている川口神社で解散となりました
やはり地元で長く生活されていた方に案内していただくと外からは見えない様々な地域の歴史を知ることができました。
五十嵐さん、参加者のみなさんありがとうございました!!