「女猟師」の著者 田中康弘さんをお迎えしました
こんにちはヤキュージョーです
1月17日のトークイベントでは「女猟師」の著者、田中康弘さんをお迎えしました
当日は埼玉県内で狩猟をされている方など、たくさんの方が様々な地域からお越しくださいました
田中さんは雑誌の取材などライター、カメラマンとして活動されており
特に東北地方などで熊猟をするマタギについて長く取材されている方です
そもそも女性の猟師を取材するきっかけはマタギ猟師との会話のなかで女性猟師の存在を知ったことだそうです
日本の各地域で猟をされている女性を取材しまとめた本がこの「女猟師」なのです
彼女たちの猟に対するスタンスは、ある人はおいしい物を食べたいだけ、またある人は自分のお店でお客に供するためなど様々
そして仕留める獲物はワナや猟銃を使い、鴨、鹿、猪、ヤマドリ、ウサギなどを獲るそうです
写真を通してみなさん共通して快活な方という印象を持ちました
山間地域では鹿や猪の食害がひどく自治体から補助金が出ていることもあるそうです
銃の扱いは難しそうですが、自分で獲物を仕留めるというのはとても興味がわきます
田中さんにはマタギ猟師が実際に使用しているかんじきやフクロナガサ(山刀)などをお持ちいただきました
このフクロナガサという刃物は取っ手部分が筒状になっており、長い棒に取り付ければ槍のようにも使えるスグレものなのです
猟師の方のお話しを聞いて思うのは、自分たちの住まう環境のことをとても大切に考えていることです。生き物同士が網の目のように関係性をもっていてそれを壊さないように自分たちの糧をもらう。スーパーでなんでも買えてしまう生活をしていると忘れてしまうような事を考えるきっかけになったと思います
田中さんは都会と農村を結びつける自然塾も開催されており、秋田県の阿仁でマタギ体験ツアーなども企画しています。みなさんも是非参加してみてください
自分で仕留めて、さばいて料理する。=酒の肴にする
いつかやってみたいです(ヤ)