都々逸ワークショップ
先日行われたワークショップ「紫文式都々逸のススメ」のレポートです。
講師は音曲師の柳家紫文さんです。昨年11月のブラウジングトークに引き続きのご登場です。
都々逸は「俗謡」とも呼ばれ、七・七・七・五の26文字で作られています。26文字と言いますが、実際は26「音」、文字ではなく音で数えます。
小学生から大人まで、幅広い年齢層の参加者が集まりました。
「俳句や短歌などは学校で教えるけれど、都々逸は習わないんだよ」とおっしゃる紫文さん。小学生の参加者も、実際に都々逸を意識して見て聞いたのは今回がはじめてだったようです。
しかし、都々逸は知らないうちに日本人のなかに入っているのです。
「赤い夕日が
校舎を染めて
ニレの木陰に
弾む声」(舟木一夫・高校三年生)
「誰が言ったか
知らないけれど
誰もがみんな
知っている」(月光仮面の唄)
「ざんぎり頭を
叩いてみれば
文明開化の
音がする」(作者不明)
などなど、言われてみれば知っている。
日本語を歌うときに都々逸の形式で詩を作ればゴロがいいので、メロディにのせて歌いやすいようです。民謡なども七・七・七・五で作られていることが多く、同じ節回しで各地の民謡が歌えるそうです。
三味線を弾きながら参加者の作った都々逸を演奏する紫文さん。普通に見えますが、ストラップなしで立ったまま三味線を弾いて歌うのは難しいです!
以下参加者の作った都々逸です。
誘われただけですんだんでしょうか???怖いですねえ。
分かります!しかも2人とも…
チョット色っぽい都々逸ですね。
「大人になったら」って言葉大人じゃ使えませんからね。かわいい都々逸です。
最後に川口らしい都々逸を。「金稼ぐ」っていうのがイイですね!