大平一枝さん（作家/エッセイスト）「東京の台所～無名の人々の暮らしをルポする～」｜トークイベント
こんにちは、ノレソレです。今年の夏はあっという間に過ぎてしまいましたね。2015年8月27日に、作家でエッセイストの大平一枝さんをお招きして、トークイベントを開催しました！
大平さんは、大量生産、大量消費の社会からこぼれ落ちるものごとや、価値観をテーマに『暮らしの手帖』など各詩誌に執筆、ご著書も多くていらっしゃいます。今回のトークイベントは、朝日新聞のウェブマガジン「&W」で大好評連載中の「東京の台所」の取材を通してみえてきたものなどについてお話しいただきました。この連載は、2015年3月に『東京の台所』として平凡社から出版され、トークには平凡社のご担当編集者の佐藤さんにもお越しいただきました！佐藤さんは大平さんの隣に座ってくださり、パソコンのサポートをしてくださいました。ありがとうございます！
右側の青い洋服の女性が佐藤さんです。
大平さんはこれまで、100を超える台所取材されてきたとのこと。もともとの企画は、平凡社の編集者、佐藤さんの発案だとのとで、構想はなんと2008年からとのこと！なかなかよそのおうちの台所を見せていただくのは大変だと思いますが、初めはお知り合いの方の台所の取材からはじめたそうです。
やはり断られることもあり、これまでに30軒ほど断られたとか。トークでは、これまでに取材された台所をカテゴライズされ、それぞれの特徴を写真とともにご紹介いただきました。
一つ一つの台所にいろいろなエピソードがあり、また昔の映画の一場面に出てくる昔の台所などについてもお話しいただきました。ご来場者のみなさんも興味深げに聞き入っていらっしゃって、ご来場者の方の質問からお話しがふくらみ、あっという間の2時間でした。
大平さんの著書『東京の台所』の販売もあり、サインをいただいているかたも。終始にこやかにお話しくださった大平さん、編集者の佐藤さん、ご来場者のみなさま、ありがとうございました！『東京の台所』の第二弾の出版も予定があるとのこと。今後も楽しみですね。