回転回LIVE!

5月31日は、待ちに待った(？)回転回LIVE!の日でした。
美術家の屋代敏博とともに約25名の参加者のみなさんが、色とりどりの布やテープ、そしてパーティグッズを身にまとい、メディアセブンでクルクルと回転する姿を写真におさめました。

小雨の降るなかお越しいただいたみなさん、到着するなり机に置かれた「回転回グッズ」に夢中になって、はじまる前からもう回転準備完了です。

が、まずはいったん落ち着いて、講師の屋代さんから「回転回LIVE!」についての説明と、撮影でつかう4×5カメラ(しのごかめら)の紹介です。

ひととおり説明が終わったら、「絵の具になったつもりで空間に溶け込もう！」という屋代さんの掛け声とともに、お待ちかねの着替えタイム。布できれいに着飾る方もいれば、まっさきにアフロカツラをとるお茶目な方もいらっしゃいます。

そんななか、撮影用に着替えてくるねといった屋代さんは、いつもの全身タイツ姿に。でも、みなさん何だか驚いた様子もなく…なんだか不思議な光景でした。

「テープを横にして巻くときれいに写るよ」というアドバイスを聞きつつ着飾ったあとは、メディアセブン自慢のインフォメーションが書かれた壁をバックに撮影です。
いつもどおりに働くスタッフとのコントラストがまたもや不思議な光景でした。

近くでパソコンを利用されているユーザーさんに少しだけ気をつかいながら、まずは回転の練習をしながら試し撮り。みなさんが回転するなか屋代さんは直立不動。シャッターを開いての撮影なので、微動だにしません。

できあがったポラロイドをみながら、回転してカラフルな棒になった自分たちを確認。みなさん、メディアセブンで回っているはずの自分がいなくなった写真を不思議がられてました。

そして本番。まずは左回転を3カット、そして移動して右回転を3カット。
作品をよくみると分かるのですが、じつは「回転回LIVE!」は、カメラの位置を固定したまま2方向のカットを撮って、それを貼りあわせた作品なんです。
次は、いつもワークショップをしているワークスタジオBでの撮影です。
すると屋代さん、唐突に「いまからおまんじゅうになりまーす」といいながら、乗って回るとおまんじゅうのようなまるい物体に写るという台を準備しはじめました。

興味津々の子どもたちもおまんじゅうになろうとしましたが、うまくいかず…。けっこう難しいようなのですが、屋代さんはすいすいと優雅に回ってられました。

そして撮影も無事に終わったところで、最後は決めゼリフと決めのポーズで「回転回LIVE!」をしめくくります。
「ユー・アンド・ミー・アンド・カイ、テン、カイッ！」

子どもも大人もみんな、カメラに向かって大声で元気よく、決めゼリフと決めのポーズ。そして拍手とともに「回転回LIVE!」は終わりました。
どんな作品ができたのか―それはもうすぐはじまる展示でご覧になってください！
メディアセブンで屋代さんとみなさんが制作された作品と、屋代さんが埼玉県下で制作された作品30点あまりを、6月13日[金]?29日[日]の期間、ワークスタジオBで展示します。ぜひお越しください。