新しい本との出会い、sewing books
メディアセブンの階下には中央図書館があり、
日々、新しい本がたくさん書棚に置かれていきます。
いま、本との出会い方はさまざまありますが
ブックピクオーケストラの川上洋平さんが取り組む
<sewing books>という本との出会い方を体験しました。
sewing booksはおおまかに言うと、
参加者同士が互いに自分の好きな本を紹介し合うワークショップ。
ただし、単に自分が一方的に話をするのではなく、
あらかじめ決められた内容のインタビューをして
それぞれの本や、その本を好きな人のことを知っていく
ちょっと風変りな内容になっています。
インタビューの内容などが書かれた用紙。
ここに気になることなどを書き込んでいきます。
用紙に書かれた内容から、自分の本にまつわるキーワードを
他の参加者に出してもらいます。
自分の思いもよらないキーワードなどが出てきて
本との関係もまた近づいたようにかんじられます。
そのキーワードをもとに、他の人の本との接点を探します。
絵本とむずかしそうな小説があるひと言で結びついたり、
単純だけどおもしろい!と思わせるひと言が出てきたり…。
持ちよられた本は、埼玉県美で見て感銘を受けたという画家の画集、
豚を飼うというエッセイから、村上春樹の短編や絵本などがありました。
それぞれでつながったキーワードが、
どのようにつながっているかを可視化したボードを
ワークショップ後に中央図書館に展示しました。
市民が図書館でおすすめの本を掲示するという
ちょっと恐れ多いような貴重な機会をいただきました。
ご参加いただいたみなさま、
いつもとちがう頭をつかう場面もあり、お疲れになったかと思いますが
楽しかったですね。ありがとうございました!
[おまけ]
可視化ボードに入りきらず、メディアセブンに残った壁。