カミハンガ ワークショップ開催しました
みなさんこんにちは、クマです。
メディアセブンでは、版画やインスタレーションで
作品を魅せてくれる作家、荒木珠奈さんをむかえて
ワークショップを開催しました。
その名も「カミハンガ ワークショップ」!
みなさんカミハンガってチャレンジしたことありますか?
photo by Hiro Ihara
荒木さんはメキシコに造詣が深い作家さんでもあります。
メキシコのチアパス州というところに、
レニャテーロス工房という場所があります。
マヤ系の先住民族たちが自分たちで紙を漉き、版画を刷り、製本をして
数々の作品をつくっている工房です。
カミハンガは版画の「版」を紙などでつくること。
木を彫る木版などよりも簡単に、色んな素材をつかって
小さな子も楽しくできます。
まずはじめのはじめに、荒木さんからお話しを聞きます。
荒木さんの手にあるのはレニャテーロス工房でつくられた紙。
とってもカラフルです。
ワークショップでは、工房で紙をつくったときに出た
「ハギレ」を中心に版の素材にしました。
紙は、段ボールや、つかわなくなった紙、
植物の繊維などが材料になっているので
花びらが見えたり、独特な手触りになっていたりします。
そんな質感も楽しみながら版づくり。
できた版にはローラーでインクをつけて
荒木さんのいる”プレス機”のところへ持っていきます。
フェルトの下に版と紙を入れて
重い重いローラーを自分で回すと… おっ
photo by Hiro Ihara
版が反転した「図」がレニャテーロス工房の紙にうつっています!
インクの黒とカラフルな紙のコントラストがあって
版もすごく魅力的です。
できあがった版画は、インクがかわくのを待ちます。
同時期にレニャテーロス工房の展示もしていました。
荒木さんがメキシコでワークショップを通してつくってきた
全長5メートルのカミハンガ!
それと、荒木さんと工房が一緒に制作中の絵本
「NeNe Solー末っ子の太陽ー」のパイロット版も展示していました。
近々発売もされるようなので、荒木さんのブログにて
お知らせをチェックしてみてください!