電子工作クラブ-紙コップヘッドフォン編-
こんにちは、チクワブです。去年からスタートした「電子工作クラブシリーズ」の第3弾の紙コップヘッドフォンワークショップが行われました。

実際に作り始める前に、音とは何か?ヘッドフォンやスピーカーから音が鳴る仕組みについて簡単な実験をしました。

音は物が振動して、それが空気振動として鼓膜に伝わります。まずは、音が振動しているという事を、実際に手で触って体験します。ちなみに、実験に使ったスピーカーは、前回の電子工作クラブで作ったオリジナルスピーカーです!

次は電磁誘導と呼ばれる、コイルに電気を通すことでコイルに磁界が生まれる実験です。この原理がヘッドフォンやスピーカーの基本原理になります。

それでは実際にヘッドフォン作り開始です!まずは、ホルマル線という細い導線をコイル状にくるくる巻いていきます。これは2人で息を合わせて慎重にやっていきます。

ホルマル線やケーブルの線の表面を紙やすりでこすり、コーティングをはがします。こうすることで、ホルマル線とケーブルをつないだ時に電気が通るようになります。

1つの紙コップにコイルを、もう一つの紙コップに磁石をつけ、ホルマル線とケーブルをつなぎ合わせます。

二つの紙コップを重ね合わせて、音が鳴るか確認します。鳴らなかった子は、もう一度丁寧にやすりがけをして、無事全員の音が鳴るようになりました。

もちろん、ヘッドバンドの部分も手作りです。ハリガネを画用紙で包み込んで作ります。

ヘッドバンドと紙コップをつないで完成!!!では、ありません、あくまでオリジナルヘッドフォンづくりです!ここから自由な発想でヘッドフォンをデコレーションしていきます。

フェルトや毛糸、シール、カラフルなテープや、模様のついたマスキングテープ、色々な材料を用意しました。

みんな自分の好きな飾り付けをしていきます。

シールを組み合わせたり、みんなオリジナルのアイデアでデコレーションを考えます。

デコレーション完成!!ヘッドバンドの黄色いリボンがとてもかわいいです。

カラフルな毛糸をつかい、丁寧にヘッドバンドに巻き付けたヘッドフォン。

全体をピンク色でデコレーションした女の子らしいヘッドフォン。髪の毛のアクセサリーや服とのコーディネートとの相性も抜群です!

このヘッドフォンには秘密が。。。

後ろから見ると、「左」「右」と書いてあります。そうです、ヘッドフォンにはちゃんと右と左があるんです!!表からは見えないけど、後ろから見た時のインパクトが素敵です!
時間が足りず、材料を持ち帰り、お家で完成した子もいたので、ここでは全部紹介できませんが、本当にひとり一人が自分らしいヘッドフォンを作ることが出来ました。紙コップヘッドフォンの音質が気になる人も多いと思いますが、想像以上に暖かく優しい素敵な音がします。おすすめはアコースティックギターの音です。
電子工作クラブは今後も続けて行く予定ですので、お楽しみに!!
