乙幡啓子さん ブラウジングトークセッション

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こんにちは
ヤキュージョーです
2011年2月24日 「妄想工作」の著者、乙幡啓子さんをお招きしました


乙幡さんは2002年ごろから投稿記事によって構成される人気サイト「デイリーポータルZ」に記事を投稿し、これまで200本近い企画を実践してこられました。なかでも工作系の記事を得意としており、2008年それらをまとめた「妄想工作」を上梓しました。
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そもそも妄想工作というのは生活のなかで思いついた妄想をそのまま工作して形にして楽しむという行為のようです。
乙幡さんがいままで記事を執筆されていたデイリーポータルZは様々なライターの方が個人的な興味を追及するものや、個人的に抱いている謎を解明するような記事など読み物として大変面白いものになっています。乙幡さんはそこへ月2回ほどのペースで記事を投稿されてきました。
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会場ではいままでの作品制作のプロセスなどを記事を参考にしながら紹介していただきました
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・たらいでライトを作って「タライト」
・ホッケ柄のペンケース「ほっケース」
・マグロの解体用のぬいぐるみ
・自分がキャラクターのパチンコ「CR乙幡啓子」
などなど、興味深いものばかりです
「”小さい頃さぞ絵とか描いていたんでしょ”といわれるんですが本当にないんです」と乙幡さん。
しかし中学生や高校生のときに制作した「ミニ伊達巻消しゴム」などはその後の発展を予想させます。
その後社交ダンス用の20万のドレスを自作で2000円で作ったら、生地が十分でなく、とても涼しくてセクシーなものに仕上がったといいます。
また乙幡さんのいままでの経歴は紆余曲折で30歳でナレーターをめざしたり、たくさんの習い事をしてみたりと多くの経験をされてきたようです。記事の幅広さもこれらの経験が影響しているのかもしれません
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乙幡さんの活動では、その豊富なアイデアの源泉が気になるところですが、
そのときに気になったものや、いままで気になってきたことを掘り起こすことからはじめるのだそうですそして、その「気になったこと」をいじってみたり極端に表現したりして作品化していくようです。
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おすすめ本も紹介していただき、最後に乙幡さんにとっての妄想をお聞きしました
「妄想とはきっかけで、そのきっかけから出発し、まったく予想しなかったものが出来ることもあればつまらないものが出来ることもある。しかし、まずやってみることが大切で、ダメだったら違う道を探ればいい。」
また
「いろいろなHOW TO本もあるが、そのとうりにやる必要はなく新しいやり方をつくるのは自分かもしれないし、自由にやっていい」というお話には大変勇気付けられました
最近ではグループ展示や雑誌への記事の投稿などもされているようで乙幡さんの今後の活動がとても楽しみです
乙幡さんのホームページはこちら
http://oppaku.com/
3月のトークイベントはラジオ特集になります
次回のブラウジングトークセッションは5月に開催いたします
それではまた
乙幡さんのおすすめ
「ファンタジア」 ブルーノ・ムナーリ/[著]
「広重ベスト百景 赤瀬川原平の名画探険」歌川広重/画 赤瀬川原平/文・構成
「秘境駅」牛山隆信/著 栗原景/著
「デッサン入門」とんぼの本 平山郁夫/編 前田常作/編
「第一阿房列車」内田百間/著
「食品サンプルの作りかた、教えます。自宅で作れる食品サンプル40種!」 今井規雄/著
「Mad Science 炎と煙と轟音の科学実験54」Make:PROJECTS Theodore Gray/著 高橋信夫/訳
「ポケットに仏像 Vol.1 」3D stereo museum 十文字美信/著
「トーキョー博物誌 東京動物観察帳」著者 日高 トモキチ

02. 3月 2011 by CDC STAFF
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