佐藤真上映会レポート

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昨日行われた「阿賀に生きる」上映後のトークイベントの報告です。


今回のゲストは批評家の八角聡仁さん、美術評論家の大倉宏さんでした。
公開から18年たった「阿賀に生きる」をご覧になってお二人とも仰ったのが、『観るたびに泣いてしまう映画』ということでした。
多くのことが語られた中、少しだけご紹介します。
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『佐藤さんは、自分の映画体験の原点としてエリック・ロメールの「緑の光線」をあげている。あの映画を見ていなかったら、「阿賀に生きる」もなかったのかもしれないと言っていた。光や風といったものの可能性をフィルムに定着したいという欲望があったんだろう、それは本人の持っていた社会問題に対する関心と一種の断絶があったのではないか。』八角さん

『佐藤さんについては<無関係の関係>ということを思います。この映画の中でも、直接水俣病や被写体に関係していない映像、関係から解き放されている映像が多くあり、それらが光っている。関係していないことの意味、ということが、佐藤さんの問いかけのひとつだったのではないか。』大倉さん
お話は「阿賀に生きる」から他の佐藤真作品へと広がりました。
今回の企画のトークイベントの内容は後日公開する予定があります。
そちらもぜひお楽しみにしていてください。
次回は「まひるのほし」の上映になります。

11. 10月 2010 by CDC STAFF
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