トークイベント 南陀楼綾繁さん
5月に「ちいさなお店のできるまで」と題してライターの南陀楼綾繁さんをお招きしました
近年、谷中・根津・千駄木で個人による小さくて個性的な店舗が増えており、そのユニークなあり方が注目を集めています。
それらを紹介した『谷根千ちいさなお店散歩』(WAVE出版)を上梓した南陀楼さんに店ができた経緯や魅力を語っていただきました。
以前は古くから現地に住んでいた方々がお店を継ぐようなカタチで商売をされていたようですが、他の都市部のように千駄木の周辺でもあたらしい住民が住まうようになり、彼らがお店を出すようになったとことでした
そのお店もそれぞれ個性的なものが多く、さらにそのお店を20代から人々が営んでいるのです。
お店を持つようになったきっかけはみなさん様々で業種も自分で作った工芸品を売る店からビアパブなど多岐にわたります。
都心でお店を構えて経営していくのは簡単ではなく、繁盛する店もあれば閉めてしまう店舗ももちろん出てきます。しかし店舗に使えるような場所が空くと、地域の人同士のネットワークですぐに次の借り手がみつかるそうで良好な関係があればこそですね
谷根千は草の根的なまちおこしが比較的うまく機能して、いまでは週末ともなると大勢の見物客と路地ですれ違います
そぞろ歩きのできる街並みとそれを盛り上げる新住民がお互いに相乗効果を生み出しているように感じられました
このような動きが町のいろいろなところで広がるとにぎやかな街が出来ていくのかもしれません