大分はシネマ5を訪ねました (8月27日)

8月26日から5日間、博多、大分、由布院、と仙台に出張してきました。その道中で見たり聞いたりしたものの報告です。
初日となる27日は、連続トークセッション「メディアをめぐる、7つの話」の最終回(もう終わりに近づいているのですね…)のゲスト田井肇さんを訪ねて、大分市のシネマ5にお邪魔しました。
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シネマ5は、繁華街から少し距離をおいた、小洒落たお店が立ちならぶ一角にあります。…と、地図で確認してきたのになかなか見当たらず、約束の時間が迫るなか、雨も降り出し、通りすがりのおばちゃんに聞いてやっと分かったその場所は、何と雑居ビルの2階…。
かなりこぢんまりした階段を昇ると、温かみのあるイイ感じの映画館があらわれます。
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入場するだけならご自由に、という考え方で、休憩するだけに立ち寄ってもいいそうで、そのために映画を観る方からも、御入場料ではなく「御鑑賞料」をいただくのだとか。
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映画のチラシはとかく充実していて、街のイベントのフライヤーも置いてあったのですが、それに混じって憶えのある方のお名前がチラリ。
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そんなシネマ5で田井さんに、映画について、映画館について、いろいろとお話をうかがいました。
とくに印象深かったのは、映画館が印象に残ってはいけないというお言葉でした。観終わったその瞬間にはじめて、鑑賞した方のなかで完成する映画というフィクションを、映画館という現実でぶち壊してはならないのだと。だから、田井肇という人格が映画館にかもし出されているようでは、理想の状態ではないと言うのです。
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そのほか、プログラムの編成や映画配給に関するお考えにいたるまで、いろいろとうかがいましたが、そのお話の端々から、大分という土地で映画とともに歩まれた年月の厚みを感じました。ぜひ10月21日のトークセッションに足をお運びいただき、田井さん本人のお話をお聞きいただき、その厚みを直に感じ取っていただければと思います。
で、当のぼくはというと、上映されている『歩いても 歩いても』(監督:是枝裕和)を観たかったのですが(もちろんシネマ5を体験するという意味で)、夕方の電車に乗って、田井さんが立ち上げにかかわられた地方映画祭の草分け「湯布院映画祭」を見学しに行かねばならず、しぶしぶ移動しました…。

08. 9月 2008 by CDC STAFF
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