雨の日のコケ観察
4月25日[土]、コケ観察普及家の田中美穂さんをお迎えして
ワークショップ「ご近所のコケ観察」をおこないました。
当日はまず、田中さんのつくってきてくださったお手製の資料をもとに、
コケに関するお話を聞きました。
とてもわかりやすい資料。みなさん真剣に見入り、聞き入ります。
田中さんの左のお隣は、サポートしてくださった岡山コケの会の安斉さん。
さてその後、川口のまちへ繰り出しますが、
外はあいにくの雨!
しかしみなさん気にもとめず、雨の中コケ探し。
ここはコケの隠れた宝庫、「川口市母子福祉センター」です。
今回はワークショップのために、特別に入れていただきました。
あるある、コケ。
こんなところにも・・・
川口市母子福祉センターからさらに出発し、ちょっとした路地に到着。
ここはよくある種類のコケがたくさん生えています。
ちょっとだけ、観察用にちょうだいして帰ります。
本当にちょっとだけ。取った跡が見えないくらいです。
田中さんも真剣に観察中。何コケだ?
おすそわけさせてもらったコケは、
専用の袋に入れ、必要なことを書き入れます。
これでコケの標本完成!
こうやって標本にしておけば、きちんとした資料として機能するのだそう。
さて、持ち帰ったコケと、サポートしてくださった岡山コケの会、岩片さんの
ご近所からお持ちいただいたコケを観察します。
かわいているコケは、これまたきれいな緑なんです。
真剣に真剣に・・・
顕微鏡は、肉眼では見えないところまで見せてくれるので
目が離せません。もくもくと見ながらも、コケの種類を田中さんと検討したり。
お庭にいたコケをお持ちくださった方も。
雨の中外に出て観察をすることなどなかなか無い!という
ポジティブなご意見もあったり、
コケのことが(さらに)ものすごく気になりました、とか
自分の周りにはこんなにコケがあるんだ!といった感想をちょうだいしながら
今回の「ご近所のコケ観察」は終了しました。
田中さん、安斉さん、岩片さんのお三方によると、
雨があがった次の日くらいのコケの触れ心地はすばらしく良いのだそうな。
みなさまも、機会があればそっと触ってみてください。
最後に、雨の日のハリガネゴケでした。
当日の模様を動画でご覧になれます↓
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