Opening talk – 新しい公共施設のあり方 – メディアセブンとは何か
▼イベントについて
川口市における映像の生涯教育を担う新しいかたちの公共施設、メディアセブン。開館を記念して、新しい公共施設のあり方やメディアセブンの使い方をテーマにしたトークイベントを開催しました。
メディアセブンは、メディアを学び、また必要な情報を選び取る素養を身につける場です。情報の受け手としてだけではなく、自分から何かを発信していくことを学ぶ場として、また今の時代だからこそ重要となるコミュニケーションについて考える場として、新しい公共施設のあり方を考えました。
イベント開催日:2006.7.1
▼ プロフィール
岡村幸四郎(川口市長)
1953年埼玉県川口市生まれ。早稲田大学法学部卒業。1977年川口市役所に奉職。1987年川口市議会議員。1991年埼玉県議会議員を2期。1977年から川口市長(現在3期目)。市長就任以来、「人づくりなくして郷土(くに)づくりなし」を唱え、人と人がお互いにいたわりあい、助け合うことができる将来の川口を担う人材を市民みんなで育てようという「人づくり市民運動」を展開している。2006年には、川口駅前に新時代にふさわしいメディア・リテラシーを進める場として、映像・情報機能をふんだんに備えた、市民の学習と協働の場「映像・情報メディアセンター」(「メディアセブン」)を開設した。
高橋恭子(早稲田大学川口芸術学校副校長)
映像ジャーナリスト。千葉県生まれ。1991年、コロンビア大学大学院芸術学部修士課程修了。ビジネスウィーク東京支局勤務、慶応義塾大学環境情報学部特別招聘教授を経て、2003年より早稲田大学川口芸術学校教授兼副校長。NPOさいたま映像ボランティアの会理事。ニューヨークのホームレス女性を扱った「リンダとモリー」、ニューヨークのビデオジャーナリストの活動を伝えた「次世代テレビの新風」などのテレビ番組を制作。最近は、川口市の小学生を対象とした「小学校プロジェクト」などメディア・リテラシー教育に力を入れている。著書〈共著〉に『新版スタディガイド/メディア・リテラシー』、『Perspectives on Media Literacy』、総務省メディア・リテラシー教材がある。
桂英史 (東京芸術大学映像研究科准教授)
1959年長崎県生まれ。図書館情報大学大学院修了。専門はコミュニケーション論/メディア論。東京藝術大学大学院映像研究科准教授。データベースやアーカイヴの構築を実践しながら、近代以降の社会思想とメディアテクノロジーが知のあり方に与えた影響を考察している。近年にあっては、国内外で、新しい公共文化施設のプランニングにも携わっている。主な著書に『人間交際術』(平凡社新書)、『東京ディズニーランドの神話学』(青弓社)、『インタラクティブ・マインド』(NTT出版)などがある。