Workshop – 消しゴムはんこの手づくり蔵書票
イベント開催日:2008年12月23日
▼ ワークショップについて
本の見返しに貼り、自分の所有する本であることを示す蔵書票。古くから銅版画などでつくられ、世界各地に愛好家がいます。このワークショップでは、気軽に取り組める消しゴムはんこで蔵書票づくりに挑戦しました。参加者は、自分自身にちなんだ絵やメッセージを配した図案を消しゴムに写し、デザインカッターや彫刻刀で彫っていきます。当日は消しゴムはんこが初めてという人がほとんどでしたが、皆集中して取り組み、全員が蔵書票を完成させることができました。手づくりの蔵書票を本に貼った後はそれぞれの作品を交換し合い、参加者同士の交流も楽しみました。
▼プロフィール
田中 栞(版画家、書物研究家)
1959年生まれ。版画家、書物研究家、エッセイスト。編集、校正、製本など、本にまつわるさまざまな活動を行う。朝日カルチャーセンター通信講座「消しゴム版画で蔵書票」で講師を務めるほか、製本教室を多数開催。さらに「豆本フェスタ」の企画・運営も手がける。著書に『古本屋の女房』(平凡社)、『書肆ユリイカの本』(青土社)。