Opening talk – メディアのつくり方 コミュニティFM・インターネット放送局・電子会議室
▼ イベントについて
日本の各地で今、プロではない普通の人々がメディアで情報を発信し、表現する活動がさかんになりつつあります。そこにはどんな魅力があり、どういう意義があるのでしょうか。メディアセブンの会館記念イベントの一環として、全国各地から、コミュニティFM、インターネット放送局、電子会議室という3つのメディアの活動を進めてきた方々にお集まりいただき、実際の声を聞かせていただきました。
開催日:2006.7.22
▼ プロフィール
金子隆(藤沢市市民電子会議室市民エリア会議室開設者)
昭和58年藤沢市役所入職。市民と行政がパートナーシップを確立し、協働してまちづくりを進めていく「共生的自治」を実現する一方策としての「藤沢市市民電子会議室」やWEB-GISを活用した「ふじさわ電縁(でんえん)マップ」の運営をサポート。平成18年4月に福祉部門へ異動。これまでの成果やノウハウ、コミュニティを持ってNPO「地域魅力」の結成に関わるなど市民と一緒に新たな活動を展開している。
(藤沢市市民電子会議室インデックスページhttp://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/~denshi/)
福井文雄(NPO京都コミュニティ放送理事)
1956年生まれ。1980年より「市民とメディア」をテーマに活動。1990年代に地域放送局を舞台に市民発信運動「KBS京都アクセスクラブ」事務局長を務めた後、日本発のNPO放送局「FM79.7京都三条ラジオカフェ」の設立に参加。
(京都三条ラジオカフェ http://radiocafe.jp)
鳥海希世子(東京大学大学院学際情報学府博士課程、湘南市民テレビ局)
東京大学大学院学際情報学府博士課程。慶應義塾大学環境情報学部卒業。「湘南市民テレビ局」メンバー。市民のメディア表現(市民メディア)に集まる人々を歴史文化及び日常生活の側面から実践的、思想的にとらえる試みをおこなっている。「ケータイ民芸論 コミュニケートする表現」水越伸編『コミュナルなケータイ』岩波出版、2007年など。
(湘南市民テレビ局 http://www.shonan.tv)
水越伸(東京大学大学院情報学環准教授)
1963年生まれ。筑波大学比較文化学類卒業、在学中よりデザイン企画の仕事に携わる。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。東京大学大学院情報学環准教授。メディア論専攻。情報技術とメディアのあり方を人間や社会の側から捉え直す「ソシオ・メディア論」に取り組みながら、メディア・リテラシーの実践的研究を進める「メルプロジェクト」、ケータイの文化と未来を考える「モバイリング&デザイニング・プロジェクト」などを展開してきた。著書に『メディアの生成 アメリカ・ラジオの動態史』『デジタル・メディア社会』『メディア・ビオトープ メディアの生態系をデザインする』『コミュナルなケータイ:モバイル・メディア社会を編みかえる』など。