つながる身体 伝える身体|能における身体技法
すり足、呼吸、謡、舞―600余年前に誕生した能、そこにはさまざまな「型」があります。現代の私達がその「型」をすることは、むかしの人の身体とつながることでもあります。能という身体に乗って、新たな世界を認識する旅に出ませんか。
講師:安田登(能楽師:下掛宝生流ワキ方)、槻宅聡(能楽師:森田流笛方)、水野ゆふ(舞台俳優:Pカンパニー)
開催日時:2009年2月11日(水・祝) 10:00-16:00
*このイベントは終了いたしました。
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すり足、呼吸、謡、舞―600余年前に誕生した能、そこにはさまざまな「型」があります。現代の私達がその「型」をすることは、むかしの人の身体とつながることでもあります。能という身体に乗って、新たな世界を認識する旅に出ませんか。
ワークショップの最後には、講師の先生方による笛と語りによる小作品(夏目漱石「夢十夜」より)をご覧いただきます。
開催日時:2009年2月11日(水・祝) 10:00-16:00
*このイベントは終了いたしました
【ワークショップレポート】
つながる身体 伝える身体
能における身体技法
開催日時:2009年2月11日(水・祝) 10:00-16:00
開催場所:プレゼンテーションスタジオ
参加人数:55名
参加費:無料
参加対象:小学3年生-大人
講師:
安田登(能楽師:下掛宝生流ワキ方)ワキ方能楽師であり、日本ではまだ数少ない米国Rolf Institute 公認ロルファー。能、ロルフィング、身体技法、教育など幅広い分野で活動している。
槻宅聡 (能楽師:森田流笛方)社団法人能楽協会会員。1993 年国立能楽堂第2 期研修修了。 故・寺井啓之、中谷明に師事。舞台の他、各地で能にまつわるワークショップも行う。
水野 ゆふ (舞台俳優:Pカンパニー)東京都出身。主な出演作品に「かもめ」「紙屋悦子の青春」「ワーグナー家の女」「ヘッダ・ガブラー」「声」「二人のノーラ」他、NHK ラジオドラマなど。
内容:能楽師の安田登さん、槻宅聡さん、俳優の水野ゆふさんとともに、能の技法を通して身体の可能性を探りました。まずは能の物語の構造について説明を受けました。安田さんの指導で体を緩めるエクササイズを行うと、参加者は体に表れる変化に驚いていました。その後、槻宅さんに能独特の楽器、能管の話を聞き、呼吸法やすり足など能のさまざまな身体技法を体験しました。参加者は普段と違う体の使い方に戸惑いながらもそれぞれに新たな発見があったようです。最後に講師による能仕立ての語りの作品、夏目漱石『夢十夜』他を鑑賞し、ワークショップは終了しました。