よくあるご質問

CDCにしばしば寄せられる質問を以下にまとめました。

CDCを設立した動機や背景はどのようなことですか?
設立することでどんな良いことがあるのですか?

CDCの発起人たちは、これまでに数多くの事業計画の立ち上げにかかわってきた人たちです。巷間しばしば言われているように、公共事業にあって、ハードウェア建設事業には莫大な予算が配分されても、ソフトウェア(事業)は微々たる予算で運営されているのが現状です。しかも、雇用の条件に柔軟性がなく、ユニークな事業を展開しようとしても、雇用条件や入札制度の壁に直面し、コミュニティにあるユニークな人材を活用できないのが現状です。そこで、人材活用のネットワークを進めながら、行政区分や規制の壁を乗り越えて「やりたい人がやりたい仕事」を組織として、CDCが設立されました。

CDCでは、どのような人を求めているのですか?
また、どのような専門家が働いているのですか?

現在、人材を勧誘および募集中です。主に、プログラマー、メディアエンジニア、デジタルデザイナー、グラフィックデザイナー、建築家、キュレーター、アーティスト、アートプロデューサーなど幅広い専門家を、まずは理事やスタッフのメガコネクションを中心に集めています。具体的な人材のデータに関しては準備中です。

また、これらの人はどのようにしてどのように集めているのですか?
派遣される人材は、基本的にコミュニティデザイン協議会の登録会員から選びます。

メンバーは無償で公共機関等で働くのですか?
様々なケースが考えられます。例えば、会員に仕事内容に興味があって無償で働いてもいいという場合は、サポートボランティアという形になるでしょう。しかし、専門性の高い仕事(情報通信関連技術、デザイン、展覧会インストール、コンサルティングなど)や長期にわたるような仕事などでは、有償で働くという形になるでしょう。

補足として、CDCの人材派遣の事業は「新しいジョブタイトル(職種)の開発」「特殊技能の社会的位置づけ」という側面もあります。つまり、ただ仕事を待っているだけではなく、「こんなことがやりたい!」「こんなこともできるぞ」といったアイデアをCDC会員内で出し合い、それを提案、実現していくためCDCを利用する(例えば、人脈を利用したり、法人格が必要な場合に交渉を利用するなど)という気持ちも持っていただきたいです。
人材派遣に登録されている仕事内容はどのようなものですか?
我々スタッフの背景上コミュニティ関連、コンピュータ関連、情報メディア関連、ワークショッププログラムの仕事内容がメインになりそうです。「人」が資本なので、登録した会員の特徴や希望をもとに、判断していければいいと思います。

公共施設に限っているのは何故ですか?
公共施設の雇用費の削減が目的でもあるのでしょうか?

特に公共施設に限っているわけではありません。NPOの性格上、「社会貢献」をしなければいけないということもありますが、最近は自治体が「PFI(Private Finance Initiative:プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)」という手法を利用するようになってきてる、という理由があります。

参考:PFI(Private Finance Initiative)

「公共施設の雇用費の削減」という指摘がありましたが、公共施設だけでなく民間企業においても雇用形態に変化が生じています。そのような背景のなか、CDCは「適材適所」と「社会全体の低コスト」を実現させ、「個人の資質」を「社会経済的な資源」として位置づけていきたいのです。