ワークショップ|「大人も子どもも楽しめる本格的万華鏡づくり」

こんにちは、ノレソレです。
10月も半ばを過ぎましたが、9月のワークショップのご報告をします。9月24日(日)に、珍しい3D万華鏡と、大人の手のひらサイズの投影式万華鏡をつくるワークショップを開催しました!
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 講師は川口市内にある日本万華鏡博物館館長の大熊さんです。万華鏡の歴史も冒頭に紹介していただき、理解を深めました。
 さて今回は、台形の鏡を3枚組んでアクリル球を端につけた3D万華鏡か、手のひらサイズですが、なんと壁などにプロジェクターのように投影できる投影式万華鏡のどちらかを作るものです。大熊館長から作り方を丁寧に教えていただきました。
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 今回使う万華鏡の鏡はとても精密に作られていて、高価なもの。なんとアメリカはハワイにあるすばる望遠鏡に使っているものと同じものとか。3枚の鏡を張り合わせていきますが、内面はカバーを外したら決して触ってはいけません。指紋など汚れがついたりすると曇ってしまい、きれいに見えなくなるからです。みなさん慎重に作業していました。
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 鏡をしっかり貼り合わせたら、3D万華鏡は端部にアクリル球をつけ、外側に好みの柄の紙を貼って完成!投影式万華鏡は、万華鏡部分が小さい分、端部に入れるオブジェクトが大変細かく入れるのが大変でした。今回、オブジェクトはガラスビーズですが、色がとても透明感があってきれいで、なんとガラス職人さんが作った手づくりのもの。かたちもさまざまでした。
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 完成したら外の風景や色紙を見て球形の映像が見えるのにびっくり!投影式は別の場所に移動し、電気を消して暗くした途端、歓声があがりました。手づくりのガラスビーズによる映像が、色合いも鮮明に映し出されました。無地の洋服に映し出しても動きがありすてきです!
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 最後に大熊さんから、今日作った万華鏡でいったい幾つの映像が見られるか、問いかけがありました。仮に20種類のガラス片などを入れ、1分間に10回変えていくとしても、全部見終わるまではなんと、4628億8089万9576年かかるそうです!地球が誕生してから46億年ですが、それよりも100倍以上時間がかかるなんて!みなさん驚いていました。万華鏡には宇宙以上のものが詰まっていますね。
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 昨年2016年12月に出された大熊さんの著書『万華鏡、故郷へ帰る-灯台と宝島とスコットランド』(さわらび舎)も、ぜひご覧ください!
 大熊さん、参加者のみなさん、ありがとうございました!

21. 10月 2017 by CDC STAFF
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