「ひとり一人の東日本大震災」とは、街の人ひとり一人の震災の記憶や思いを、音声(声)の記録として、形として残して
いくプロジェクトです。
震災直後は、テレビやラジオでの報道や、原発事故など、様々な情報が飛び交い、関東圏に住む私たちの生活も、大きな影響を受けました。
しかし、時間が経つにつれ、元の生活に次第に戻り、心のどこかで、震災のことを忘れてしまっている、そんな一面もあるかと思います。
その一方では被災地では未だ、震災の影響の中で大変な苦労の中生活している方々がいること、また、原発事故の問題等の様々な問題が
残っている事も事実です。
そのような中、震災にまつわる記憶、関心が時間によって風化されてしまわない為にと、本プロジェクトは震災の約1年後の2012年3月行いまいした。
その後2014年より、また、時間経過によるひとり一人の記憶や心境、考えなどの変化などを客観的にも捉えるために、継続的なプロジェクトとして取り組んでいくことになりました。
本プロジェクトによって集められた音声記録が、東日本大震災を忘れず、また何かを考えるきっかけになればと考えています。
※インタビュー音声は各年度、100名以上の方々にご協力頂きました。本サイトでは集められたインタビュー音声を各年度ごとに約3時間分を公開しております。